
“自分を出していいんだ”と気づけたことで、大切な変化が起きた
下村 健さん
@ 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
そもそも「ゲーム(GAME)」という言葉は、“gaman”という昔の言葉から来ていて、この“gaman”は「人々が一緒に参加すること」を意味しています。つまり、本来の意味において“ゲーム”であるためには、「グループの勝利」がセットでなければならない。けれど、会社というグループの中で、人材を“起用”して「自分だけの勝利」を追いかけるようなゲームをやってしまっている場合、どんな未来が待っているかは、想像がつくのではないでしょうか。
2026年4月22日(水)
12:00-20:00
会場写真 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
まず前提として、「ゲーム」といってもテレビゲームのことではありません。つまり“遊び”の話ではないです。もっと皆さんの馴染みのあるもので言うと、学生時代の部活に近い。「何かの達成を目指して、仲間と一緒に向かっていく」あの感覚です。
そもそも「ゲーム(GAME)」という言葉は、“gaman”という昔の言葉から来ていて、この“gaman”は「人々が一緒に参加すること」を意味しています。つまり、本来の意味において“ゲーム”であるためには、「グループの勝利」がセットでなければならない。けれど、会社というグループの中で、人材を“起用”して「自分だけの勝利」を追いかけるようなゲームをやってしまっている場合、どんな未来が待っているかは、想像がつくのではないでしょうか。
人生というのは、ゲームであるのが望ましい。生き生きした人生を送りたいと思うのであればなおさらです。
生き生きしている人と、なんだかぼんやりしてしまっている人との違いは何かというと、それは「価値があると感じるゲームを持っているか、やっているか」です。逆に言えば、人生に迷っているという人は、自分のやりたいゲームに迷っているということ。会社の中で小競り合いを起こしている人たちは、価値あるゲームをやっていないという証拠でもある。
これはあくまで私の経験則ですが、社員が“価値あるゲーム”を自らつくり出すのは、ほとんど不可能だと思っています。もちろん、ゲーム自体は誰でもつくれます。でも「皆が参加できて」「価値があって」「意味がある」と感じられるようなゲームをつくるとなると、非常に難しい。だからこそ、社長や役員が“価値あるゲーム”をつくっていく必要がある。生産活動そのものを、ゲームとしてやり始めるというのがベストだと思います。
つまり、あなたが部下たちに「ゲームを与えていく」というのは、とても重要なことです。多くの方が、部下たちと共有できる業績目標や数値目標を立てていると思いますが、それもゲームの構成要素の一つ。ただし、“目標”だけではゲームとしてはかなり不十分です。
本当にゲームをつくりたいなら、他にもいくつかの「ゲームの部品」について理解しておかなければならない。
前回の合宿では、「グループでゲームをするために必要な構成要素」について、私の知っていることをお話ししました。
そして今回の合宿では、「素晴らしいゲームを構築するための重要な注意点」と「組織をどのようにゲームの状態にするか?」について、私の知っていることをお話しします。
下村 健さん
合宿に参加する前、どんな気持ちでしたか?
正直なところ、「自分を変えたい」という強い気持ちと、「ついていけるだろうか」という不安の両方を抱えていました。
経営というものがどういうものか、まだ自分の中で明確なイメージがなかったんです。だからこそ、「どんなことを学べるのか」「どんな人たちと出会うのか」に対して強い興味がありました。
一方で、「そもそも自分に務まるのか」という不安も大きくて。
ただ知識欲はあったし、自分自身を変えたいという思いも確かにありました。だから、不安を抱えながらも、参加を決めました。
実際に参加してみて、どうでしたか?
お世辞抜きに、「参加して本当によかった」と感じました。
まず、誘ってくれた方がとても丁寧に導いてくれて、安心して場に入っていけたこと。さらに、グループには既にプログラムに参加されている方が一緒についてくれていて、その方が雰囲気づくりをしてくださったおかげで、初対面の方とも自然に話すことができました。
自己開示って、本来はとても難しいものだと思います。
でも、その方が自ら率先して話しやすい事例を出してくれたことで、「あ、こういうふうにやっていいんだ」と思えて、自分も徐々に自然に話せるようになったんです。
自分を出すことがこんなにも楽になるなんて、ありがたかったですね。
合宿で出会った人たちについてどう感じましたか?
参加者の皆さんが本当に温かくて、驚きました。
利己的な人が一人もいなかったんです。誰かを踏み台にしようとか、自分だけがよければいいという空気は全くなくて、全員が相手のことを自然に思いやっている。そういう人ばかりでした。
自分の業界では利己的な人が多買ったからこそ、余計に人間関係で嫌な思いをすることが一切なかったというのは、ある意味でレベルの高い空間だったと思います。
この合宿は、そういう人たちが自然と集まってくる場なのだと感じました。
合宿後、自分の中で変化したことはありますか?
やはり大きかったのは「ゲーム」の話です。
PBCでも触れられていますが、社員に対して、無意識に自分本位で接してしまっていた自分に気づきました。自分勝手に力を使ってしまい、時には社員を傷つけていたのかもしれない─そうした行動の裏側を、言語化してもらえたような感覚でした。
その結果、少しずつ「相手のことをもっと大切に思えるようになった」んです。
僕自身、クリエイターという職種柄、「自分が」「自分が」となりがちで、実はそこに嫌気が差していた部分もありました。でも振り返ってみれば、自分も同じように、“自分の意図を説明せずに”“相手のことを考えずに”動いていた。
でも、「意識すれば変われる」と思えたことで、自分の中の小さな変化が確かに始まりました。
寺内 希さん
合宿に参加する前、どんな気持ちでしたか?
正直、不安はありました。これまでPBCなどのプログラムを受けたことがなかったので、自分がこの場にいていいのか、うまく参加できるのかという気持ちもありました。
ただ、それ以上に「いろんな経営者の話を聞ける」「秀明さんの話を受け取れる」という期待感が大きく、気づけばワクワクの方が勝っていました。
以前にパワーアップ研修を受けたことがあり、その時点でエストステップが提供する価値はある程度理解していたつもりでした。だからこそ、秀明さんの言葉を直接聞き、自分の中に取り込む時間には、大きな意味があると考えていました。
実際に合宿に参加して、どんな時間になりましたか?
率直に言うと、「すごく衝撃を受けた」時間でした。
自分自身の考え方や、これまでの行動を遡って見直したときに、「あれが問題だったのかもしれない」「ここを変えれば、もっと良くなるんじゃないか」という気づきがいくつもありました。
合宿の中で扱った「ゲーム」というテーマは、自分の仕事への向き合い方や立場、キャリアを改めて考えるきっかけになりました。自分は社長ではないけれど、組織の一員として、より高い基準で動く必要がある。そう強く感じました。
これまで、自分はメンバーの“やる気”や“努力”に頼っていた。根拠のない期待を抱き、仕組みで巻き込むという視点を持てていなかったんです。でも本当は、「能動的に生産活動に参加できる環境」を、こちらが設計していく必要がある。ゲームという考え方に触れて、そう確信しました。
そして、自分が過去に部下や仲間に与えてしまった悪影響にも、あらためて気づくことができました。あの短い時間の中で、ここまで本質に迫れるとは思っていなかった。自分にとって、非常に貴重な時間になりました。
合宿で出会った人たちについて、どう感じましたか?
初めて会う人ばかりのテーブルでしたが、不思議とすぐに打ち解けられました。たまたま知っている人もいましたが、テーブルメンバーとは初対面。それでも自然と課題を共有し合えたのは、この場の空気感によるものだと思います。
何より印象的だったのは、「みんなが同じ目的意識で集まっていた」ということ。ネガティブな発言や否定的な雰囲気が一切なく、「今日、この場で何かを掴みたい」「何かを変えたい」という意志を、全員が持っていると感じました。
そういう“前を向いた人たち”と共に過ごす時間は、自分にとってとても刺激的で、有意義なものでした。
合宿後、自分の中で変化したことはありますか?
合宿中に印象に残ったのが、秀明さんとの直接の対話です。
質問を投げかけながら、「これはこういう意味ですか?」と確認することで、一つひとつの言葉の奥行きを少しずつ理解していきました。
その中で出てきた「コメンテーション」という言葉が印象に残っています。
自分がどんな反応や評価をもらいたいと思っているのか─それは、自分が何を大切にしてきたか、自分がどんな特性を持っているかを知ることで初めて見えてくる。
それを知らないまま仕事をしていた自分は、まさに“なんとなく仕事をしていた”んだと気づかされました。
今までは、自分の思い込みや固定観念で人に接してしまっていたかもしれない。
部下の成長を止めていたのも、自分自身の「自覚のなさ」が原因だったのかもしれない。
わずかな時間ではありましたが、本質的な考え方に触れることができたことで、過去の振り返りもできたし、「少し前よりましな自分」になれたという実感があります。
小坂さん
合宿に参加する前、どんな気持ちでしたか?
率直に言えば、「この合宿って何をやるんだろう?」というのが最初の印象でした。
正直、内容のイメージも湧かなくて、どこか遠くの世界に飛び込んでいくような、不安の方が大きい状態でした。
しかもPBC自体が初めての参加だったので、「何か変わるのかな」「得られるものがあるのかな」と半信半疑な気持ちもありました。心のどこかでは“まだ本気になりきれていない”ような、そんな中途半端な気持ちでスタートしたのを覚えています。
実際に合宿に参加して、どんな時間になりましたか?
合宿に実際に参加してみて、まず感じたのは、「こういう雰囲気で、こういうことをやるんだな」という“空気感の理解”でした。
テーマは「ゲーム」で、競争や獲得といった要素をめぐって、参加者同士で意見を交わしながらディスカッションしていくスタイル。
「こうあるべき」といった答えが提示されるわけではなく、それぞれが話し、感じたことから自分で何かを掴み取っていく。最初は少し戸惑いましたが、「ああ、これはそういう学び方なんだな」とだんだん理解できるようになりました。
終わった後も「劇的に何かが変わった」という感覚はありませんでしたが、自分で考える力が問われる時間だったと思います。
合宿で出会った人たちについて、どう感じましたか?
正直、驚きました。みなさん本当にしっかりしていて、思っていたよりもずっと温かく、成熟した印象を受けました。
最初はもっとギスギスした空気があるのかなと思っていたんですが、まったくそんなことはなくて、むしろ初めて参加する人間に対しても、自然にウェルカムな空気をつくってくれていた。住宅関係の方も多くて、親近感を持てたというのもあるかもしれません。
特に印象的だったのは、長く参加されている方々の姿勢です。まるで運営側の人かと思うくらい、自発的に動いていて、堂々と自分の意見を発信していた。あとから同じ“参加者”だと知って、「すごいな」と素直に感じました。
合宿後、自分の中で変化したことはありますか?
実を言うと、合宿が終わった直後は、目に見えるような大きな変化はありませんでした。
もともとこういう学びの場に少し苦手意識があり、自分から前のめりに入り込むタイプではなかったので、「ああ、終わったな」という淡々とした感覚でした。
でも、その後PBCに参加したとき、秀明さんから言われた「あなたの行動すべてが社員に影響を及ぼすんだよ」という言葉が強く心に残っていて、「確かにそうだよな」と深く刺さったんです。
その言葉をきっかけに、「ここに通い続けたら、自分も変われるかもしれない」と思えるようになって。2回目以降は、自分の中でギアが変わり、ちゃんと前向きに学びと向き合えるようになりました。
今思えば、合宿はその“最初の入口”だったんだと思います。
下大澤さん
合宿に参加する前、どんな気持ちでしたか?
人見知りな性格なので、正直なところ、参加するかどうか直前まで迷っていました。
初めての場所、初めての人たち─そういった環境に飛び込むことに対して、不安が大きかったのを覚えています。
実際に合宿に参加して、どんな時間になりましたか?
率直に言えば、「全然ついていけなかった」というのが正直な感想です。
情報の“質量”がとても多くて、手の隙間からこぼれ落ちていくような感覚がありました。受け取りきれない自分の力不足を痛感し、「もったいないな」と何度も思いました。
ただ、テーマになっていた「ゲーム」の話は、自分の中にもスッと入ってきて、しっかり受け取れた感覚があります。
また、テーブルワークを通して、同じグループの方々の考え方に触れる中で、自分の視点と全く異なる意見が出てきたときには、驚きと発見がありました。
たとえば、今まで自分は「A」の考え方しかなかった。でも、初めて「B」の考え方を聞いたとき、「そんな捉え方もあるんだ」と新鮮な気持ちになりました。
今までの自分にはなかった視点や視座を持つ方々と出会い、純粋に「面白いな」と思えた瞬間でした。
合宿での気づきは、どんなものでしたか?
一番大きな気づきは、自分の中に「固定概念」があったことを自覚できたことです。
今までの習慣や前提にとらわれて、物事を決めつけていた自分に気づきました。
そこから、「本当にそうなのか?」「別の考え方があるとしたら?」と、物事をいったん“捉え直す”意識が芽生えました。
この視点の変化は、日々の思考や行動にも影響を与えていて、今まで見えていなかった選択肢に気づけるようになった気がします。
内山さん
合宿に参加する前、どんなイメージでしたか?
最初に感じたのは、「この場は若くて前向きな人たちが多いな」という印象です。しかも、単なる学びではなく、“マネジメント”という、経営において避けては通れないテーマに対して本気で向き合おうとしている。
形式的な集まりではなく、時代に合った価値観で、自分の課題を言語化し、共有し、学び合おうという姿勢の人たちが集まっている。こうした場所が今の時代に存在していることに、正直、驚きがありました。
実際に合宿に参加して、どんな時間になりましたか?
率直に言って、まだまだ語り合いたかったという気持ちが強いです。
「せっかく泊まり込みなんだから、もっと深く語り合いたかった」「なんでみんな寝ちゃうの?」とすら思っていました(笑)
学びは、インプットして終わりではありません。自分の考えを言葉にしてアウトプットすることで、本当に腹落ちすると思うんです。
だからこそ、「夜にやる気のある人だけでも集まって、自由に語り合えるアウトプットの場があってもよかったのではないか」と感じました。
講師がいなくてもいい。自分の言葉で語る。そういった場があることで、より強い相互理解とつながりが生まれたと思います。
合宿での気づきは、どんなものでしたか?
今回の合宿であらためて実感したのは、「経営というものの本質は一つ」だということです。
いろいろな言葉や理論で表現されているけれど、最終的にたどり着くところは同じ。
今回の合宿で扱われた「ゲーム」というテーマも、その真理に触れるための“切り口”の一つに過ぎない。
年齢や経験に関係なく、誰もが「自分の人生というゲームに参加しているか?」と問われているようでした。
若い人はもちろん、年齢を重ねた経営者にも「今のままでいいのか?まだやれるんじゃないか?」という問いかけとして、非常に意味のあるテーマだったと思います。
合宿の雰囲気について、どう感じましたか?
本気度の高い人たちが集まっていて、それぞれが真剣に自分自身と向き合おうとしている空気がありました。
しかも、上下関係や損得ではなく、純粋に「学びたい」「もっと良くなりたい」という思いでつながっている。そのピュアな関係性が、とても居心地よかったです。
昔はこういう場がもっとあったように思いますが、今はむしろ少なくなってきているからこそ、この合宿のような場の価値はとても大きいと感じました。
合宿で、秀明さんの話をどう受け取っていましたか?
率直に、「よくこの人数を集められるな」と驚きました。あれだけの人が集まる背景には、間違いなく“信頼”と“尊敬”があります。
しかも、言葉だけで伝えるのではなく、あえて資料などに頼らず、体験と感覚で本質を伝えてくる。その在り方に、圧倒的な“染み込み力”を感じました。
誰でもできることではありません。それは長年積み重ねてきたものがあるからこそだと思います。
あらためて、PBC合宿の価値ってどんなところにあると思いますか?
この場は、「経営から逃げるな」と突きつけられる場所です。そして、「経営というゲームに、あなた自身がプレイヤーとして参加しなさい」と促される場所だと感じました。
僕自身、強い危機感を持っています。これからの時代、経営というのは特殊能力になっていく。
会社は簡単に潰れるし、経営者の数も減っていく。そんな中で、「このままで大丈夫だろうか」と自問しながら進んでいける人だけが、生き残れると思います。
合宿は、自分の経営を深く見つめ直し、逃げていた課題に真正面から向き合うきっかけになりました。
大塚さん
合宿に参加する前は、どんな気持ちでしたか?
正直ね、合宿って言われても、最初はよくわかんなかったんですよ。
「合宿?何するの?」という気持ちがありました。
でもやっぱり、長年この合宿に通ってる経営者の方たち─
僕よりもはるかに成果を出してるような人たちが、ちゃんと行き続けてるっていうのを知ってて。
「そこには何かあるんだろうな」っていう、期待値だけで参加したっていう感じでした。
実際に参加してみて、どうでしたか?
会場の規模や人の多さにまず圧倒されました。でも、テーブルごとのワークが始まると、目の前のワークに集中していて、気づけばあっという間に終わっていた、という感覚でした。
印象的だったのは、「自分の理解の角度」が変わったこと。物事を俯瞰して捉える視点が養われ、今までよりも広い視野で自分の立場や役割を見つめ直すことができたんです。
合宿で出会った人たちについてどう感じましたか?
いろんな立場の人が参加していましたが、共通していたのは「自己責任の意識」が高いこと。自分に甘えず、常に成長しようとする姿勢がとても印象的でした。
他の研修やグループではなかなか味わえない空気感で、自分自身ももっと学ばなければという気持ちにさせられました。
合宿後、自分の中で変化したことはありますか?
会社経営をする中で、曖昧だった「指示の出し方」や「立ち位置の取り方」に明確な意識が持てるようになりました。「経営者として正しいマインドを保つ」という修行のような場だったと思います。
白井さん
合宿に参加する前、どんなイメージでしたか?
「合宿って何をやるの?」というのが正直な印象でした。そもそも内容も空気感もつかめない。そんな中で「行ってみなよ」と言われても、ピンと来ない人が多いんじゃないかと思います。
でも、僕自身がPBCに参加して価値を感じていたこと、そして話を聞いてみたいと思える人がそこにいるという点で、参加する価値はあると感じていました。
実際に合宿に参加して、どんな時間になりましたか?
あの空間って、普通に生活してたら絶対に取れない“自分と向き合う時間”なんですよ。
経営者って、なかなか誰かにフィードバックもらえる立場じゃないし、日々の中でちょっとずつズレてることにも気づけなかったりするじゃないですか。
でも合宿では、それが浮き彫りになるというか、
「あれ?俺、ちょっとおかしな方向行ってたかもな」って気づかされる瞬間があって。
あれは合宿ならではだと思います。
合宿での気づきは、どんなものでしたか?
PBCや合宿に出ると、「自分がどこかで思い込んでいたこと」や「間違った解釈をしていたこと」に気づかされます。
例えば、自分は正しいと思っていた考えが、実はズレていたり、自分では見えていなかった小さな癖が露わになったり。そういう“気づき”が自然と起きる空間なんですよね。
また、その時のテーマが「ゲーム」だったのですが、「あ、会社経営もある意味ゲームだな」と思えてきて。自分の人生と向き合うような、そういう感覚を、合宿で体感として得られたのは大きかったです。
合宿の雰囲気について、どう感じましたか?
一般的な組織やグループって、入った瞬間に「こうあるべき」という空気があると思うんです。でもPBCの合宿には、それがない。いわゆる“組織に染まれ”みたいな空気がないんですよ。むしろ「個を出していい」「自分のままで参加していい」という空気があって、そこがとても居心地が良かったです。
普通の組織だったら、「これが正しい」「こうするべき」みたいなのがあって、それに合わないと弾かれるみたいなところがあるけど、それぞれが“今の自分”をそのまま出せる。だからこそ、表面的ではなく、内面にぐっと入り込むような学びが得られるんだと思います。
合宿で、秀明さんの話をどう受け取っていたか
正直、自分が本当に「すごい」と思える人じゃないと、僕って心を開かないタイプなんですけど、秀明さんのことは、最初に少し話しただけで「あ、この人すごい経験してきたんだな」っていうのが伝わってきたんです。
話し方というより、相手の顔を見ただけでその人がどういう人生を歩んできたかが“見えてる”っていう感じ。
あれは多分、経験の「量」と「質」の両方を積み上げてきた人じゃないと、できない感覚なんじゃないかなと思ってます。
だから、そういう人のアウトプットなら「聞きたい」「受け取りたい」って自然に思えるんですよね。
何がすごいって、秀明さんって、“金儲けのためじゃなく動いてる人”なんですよね。
本当に「社会を立て直したい」っていう強い意図が根っこにあって、それを言葉にしてるだけじゃなくて、ちゃんと“行動で示してる”。
能力的には全然、金儲けで生きていくこともできる人だと思うんですよ。
でも、それをやらない。そういう生き方を選んでる。
その覚悟みたいなものがすごく伝わってきました。
あの場を見て、「ああ、この人がつくってる環境だから、こんなに経営者が集まってくるんだな」って納得できましたね。
あらためて、PBC合宿の価値ってどんなところにあると思いますか?
僕にとってPBCや合宿は、「自分の過去のこだわりや固定観念を壊しにいく場」でもあり、「新しい自分に気づかせてくれる場」でもあります。
誰かに強制されるのではなく、自分自身が自然と「こう変わっていきたいな」と思えるような、内発的な気づきが得られるんです。
渡邉さん
合宿に参加する前、どんなイメージでしたか?
正直、「一体何をやるんだろう?」という気持ちが強かったです。
普段参加しているPBC静岡の延長線上だとは聞いていましたが、
「全国のメンバーが集まる」「1日かけてやる特別なプログラム」と言われても、
ピンとこない部分が多かったのが本音です。
ただ、普段のPBCの学びに価値を感じていたこと、
そこで出会える人たちの話をもっと聞いてみたいという気持ちが、背中を押してくれました。
実際に参加して、どんな時間でしたか?
まず一番大きかったのは、「自分の考えていたことが整理された」ということ。
普段から“仕事はゲームのように楽しむもの”だと感じていた自分に対して、
合宿ではその感覚が、理論的に肯定されたような感覚がありました。
「やらされ仕事ではなく、自分でやりたいと思うことをする」
それを社員にも体験してほしいと思っていた自分の想いが、言語化され、明確になった。
これは、合宿だからこそ得られた気づきでした。
合宿で出会った人たちについて、どう感じましたか?
地域も業種も違う参加者たちと交流する中で、
「この人たちとは一緒に前に進めるかもしれない」という感覚がありました。
特に、社員の評価や会社の在り方に関する話をする中で、
「話が通じる」「理解しようとしてくれる」という関係性が築けたことは大きかったです。
自分の中で変化はありましたか?
「社員にとってのゲームとは何か?」という問いを持つようになり、
それをどう実現するかを、より自問自答するようになりました。
また、社員とのコミュニケーションも変わりました。
「楽しくやろう」という言葉の裏にある意味が、自分の中で深まり、
それが自然と言葉や行動に出るようになった気がします。
周囲からも「変わったね」と言われることが増え、
自分自身が少しずつ前進している手応えを感じています。
あらためて、PBCの合宿とはどんな場ですか?
PBCは、「小手先のテクニックを学ぶ場所」ではなく、
「どう在るか」「どんなリーダーでありたいか」を問われる場だと思います。
本やセミナーでは得られない、“自分のあり方”へのフィードバックがあり、
それを受け止められる空気があります。
「この人と一緒にやっていきたい」と思える存在がいる場所、
だからこそ、自分自身も変わりたいと自然に思えるのだと思います。
村松さん
合宿に参加する前、どんな気持ちでしたか?
PBCの講習などで、いろいろな人の話を聞いてきました。
それぞれのバックグラウンドが違うなかで、「ああ、みんな大変なんだな」と思っていたんです。
今回の合宿に参加することになって、どんな人と出会えるのか、どんな話が聞けるのか、楽しみにしていました。
もちろん初めての場所なので、多少の不安はありましたが、それよりも期待やワクワクの気持ちが大きかったです。
実際に参加してみて、どうでしたか?
合宿では「ゲームをさせる」という考え方がとても印象的でした。
自分は、どうしても自分で動いてしまうタイプで、人に任せることができなかった。
でもそれだと、結局いつまで経っても会社は変わらないし、人も育たない。
「ゲームを“させる”にはどうすればいいか」
その問いに向き合ったとき、まだ自分にはその視点が足りなかったと痛感しました。
会社の人に任せられないのは、自分が変わっていないから。
そう思えたことで、自分の中の基準が変わったように感じました。
合宿で出会った人たちについてどう感じましたか?
他の参加者たちが話してくれた内容が、すごくリアルでした。
自分の弱さや失敗も包み隠さず語っていて、そういう場面に何度も出会いました。
普通なら初対面では話さないようなことを、みんな当たり前のように言葉にしていた。
それだけ本気でこの場に向き合っているんだなと感じたし、話を聞いていてとても刺激を受けました。
安心して自分のことも話せるような空気があって、本当に貴重な時間でした。
合宿後、自分の中で変化したことはありますか?
これまで自分が現場に出すぎていたせいで、周りの人たちに責任感を持たせる機会を奪っていた─
そのことに気づきました。
「会社を動かしたいなら、自分が変わらなきゃいけない」
この感覚が、自分の中でストンと腹落ちした。それが一番大きかったです。
酒井之明さん
合宿に参加する前、どんな気持ちでしたか?
正直に言うと、「とにかくわくわくしていた」というのが一番近い気持ちでした。
これまでにもパワーアップ研修(社外研修)に参加したことがあり、そのときの良い印象が頭にあったことも大きかったと思います。
加えて、社長である出口自身が研修を通して明らかに変化していたのを見ていたので、「この合宿にも、何かきっと大きな意味があるんだろうな」という期待がありました。
実際に何をやるかは詳しく知らなかったけれど、「何かのワークをやるらしい」という話だけ聞いていて、内容が見えないからこそ、余計に興味が膨らんでいました。
実際に合宿に参加して、どんな時間になりましたか?
とても楽しくて、有意義な時間でした。
特に印象的だったのは、自分のテーブルにいたメンバーの方々が、僕が言葉に詰まったときに、さりげなくフォローを入れてくれたり、話を引き出してくれたりしたことです。
初対面の人に対して自分の思いを出すのは簡単ではありませんが、そうしたやりとりの中で、正直に自分の考えを表現することができました。
そしてもう一つ印象に残ったのは、秀明さんの存在です。参加者からの問いかけに対して、ズバッと本質を突いた答えを持っていて、引き出しが本当に多い。そういう方だからこそ、「もっと話を聞きたい」と強く思えましたし、自然と信頼も湧いてきました。
合宿で出会った人たちについて、どう感じましたか?
とにかく、全員がポジティブで建設的な空気を持っていたのが印象的でした。
同じテーブルになった方々は、自動車関係や農業関係など、業種もバラバラで、当然初対面の人ばかりでしたが、驚くほど自然に本音で意見を交わすことができました。
また良い話ばかりではなく、現場の悩みや課題などネガティブなことについても話しましたが、誰一人として否定的な雰囲気を出す人がいなかった。だからこそ、「もっと話してみたい」「この人たちの考えをもっと知りたい」と思える関係性が生まれました。
正直、「みんなすごく頭が良いな」とも思いました。
合宿後、自分の中で変化したことはありますか?
最も大きかったのは、「ゲームをつくる」という考え方に出会えたことです。
これまでは、どちらかというと「この仕事をやってもらう」「これを指示する」という感覚で動いていました。でも合宿で「ゲーム」というキーワードに触れたとき、「あ、これは違うな」と感じたんです。
どうしたらメンバー一人ひとりが主体的に動けるか。どうすれば自分で“プレイしたくなる”状態をつくれるか。そんな発想に変わりました。
実際に会社でも、経営陣同士で「この考え方を共通言語として使っていこう」と共有できたことで、コミュニケーションも円滑になりました。
また、今回の合宿を経て「PBCにも出てみたい」と自然に思えるようになったことも、自分にとって大きな変化でした。
鈴木健司さん
合宿に参加する前は、どんな気持ちでしたか?
まず率直なところ、「何をやるんだろう?」という漠然とした不安がありました。合宿という名前だけで、具体的な内容は正直あまりイメージが湧いていなかったんです。しかも、時間を見たときに「7時間」とあって、「うわ、これは長いな」と。それだけでちょっと気持ちが重くなったのを覚えています。
PBCにはこれまで3回参加していて、特に初回は本当に大変だった記憶があります。頭の中が疲れ切って、「これは相当きついな…」と感じたほどです。2回目・3回目は少しずつ慣れてきたとはいえ、それでも毎回終わった後の脳の疲労感はかなりのものでした。
それが今回は7時間─PBCの倍どころか、3倍近い長さ。その時間、頭をフル回転させながら持ちこたえられるのか?正直「嫌だな…」「きつそうだな…」という気持ちがあったのは事実です。頭の中の体力が持たないかもしれない、そんな不安を抱えたままの参加でした。
実際に合宿に参加して、どんな時間になりましたか?
始まる前の「苦しい時間になるかも…」という予想は、良い意味で裏切られました。実際に参加してみると、不思議なくらい時間が短く感じられたんです。「あれ?もうこんな時間?」と何度も思いました。
特に印象的だったのは、同じグループのメンバーの話を、通常のPBCよりもさらに深く聞けたことです。個人の背景や想い、考え方がより丁寧にシェアされていて、それに対して全員で話し合う時間が設けられている。その過程が本当に興味深かったんです。
例えば、誰かが抱えている課題に対して、「どうやって乗り越えたのか」「結果的にどうなったのか」といった“結末”までを共有してもらえること。それを聞いて、「そういう風に解決したのか」「この部分はちょっと違ったかもしれないな」と、色々な視点から考えることができました。
何よりも良かったのは、「他人の話が、他人事じゃなくなる」という感覚。誰かの話を、自分の会社、自分の状況、自分の性格に置き換えて考えてみる。そういう“前のめり”な思考が自然と生まれていて、単なる傍観者じゃないというか、自分の中でも何かが動いている感じがありました。
人の経験から学べること、自分の仮説をぶつけられること、他者との視点のズレに気づけること─それらが自然に起きている時間で、「楽しい」と思えるのに時間はかかりませんでした。
合宿での気づきは、どんなものでしたか?
僕の場合、PBCに3回参加していたことで、すでに「これを活かせれば自分も、会社も変われるな」という実感を持っていました。だから、今回の合宿で新しい“気づき”があったというよりは、「すでに気づいているものを、どう活かすか」「どう変えていくか」という、次の段階に入っていた感じでした。
自分を変えるということに対して、「悪くなる要素がない」と確信しているんです。だから、この合宿でもっと何かが変わったというわけではなく、「どう変えるか」に対してより具体的に考える時間だったという方が正しいかもしれません。
PBCや合宿がすごいのは、「自分で勝手に気づくように仕掛けられている」ところです。誰かに言われて変わるのではなく、自分の中から湧き上がるような感覚。「これだけ気づかせてくれる場って、他にはないな」とあらためて思いました。
合宿の雰囲気について、どう感じましたか?
まず感じたのは、「本当に素敵な人ばかりだな」ということ。以前、秀明さんに「この場にいる人たち、ちょっと嫉妬するぐらい素晴らしいですね」と伝えたくらいです。
僕自身、あまりこういうタイプの人たちに出会ったことがありませんでした。向上心が100%あって、マイナスの空気をまったく持っていない。むしろ全員が“プラスのオーラ”を放っているんです。もしかしたら演じている部分もあるのかもしれませんが、少なくとも僕にはそれが本物に感じられました。
「この人たちは、ちゃんと生きてるな」って、そんな感覚がありました。言い換えれば、「止まってない」という感じです。今回の合宿のテーマが「ゲーム」だったこともあり、まさに“自分の人生をゲームとして真剣にプレイしている”人たちが集まっていたと思います。
田中さん
緊張ですね。
今まで自分が学んで来なかったから、どういうことをやるのかという不安と緊張が多かった、正直な話頭痛やめまいもしたくらいです(笑)
PBCでもそうだけど学ぶ環境に踏み入れるということ自体に緊張がありました。
実際に参加してみて、どうでしたか?
「面白かったです(笑)」
面白かったという言葉で片付けてはいけないけど、いろんな方がいたり、自分と同じ状況の方もいて。でも自分と比べるんじゃなくて自己成長だなと思っていて、だからこそ参加してよかったと思います。楽しかった。
また今回合宿のタイトルがゲームで自分が思っていたゲームって日常的に使う横文字で無意識に生きているうえで使っている、そもそもその横文字に対しての本当の意味を理解してなくて、また理解できないまま使っていて、自分の中に落とし込まれていて。
今回ゲームは規則とか争うで、だからスポーツもそうだったんだなと。
秀明さん自体がゲームをやっているから一緒に学んでいける環境で秀明さんもゲームをする責任を持っていて、自分たちもそのゲームに参加する責任が必要だなと感じた。
途中のWORKでゲームを一緒に楽しんでいるたとえで実は秀明さんと答えたんだけど、それが自分も同じように会社をゲームとして巻き込んで、みんなを楽しませようと思えるようになって、とにかく面白かった。
合宿で出会った人たちについてどう感じましたか?
みんなとてもいい人で、優しい方が多かった。
僕らの席は僕の隣にめちゃくちゃ真面目な方がいて、Webのマーケティングの方かな?色々と教えてくれたりとか、本当に差別なくというか、心が豊かな人が多いなと感じた。
合宿後、自分の中で変化したことはありますか?
PBCも通いながら合宿でゲームも学んで、意識をしていくことで今までやってきた行動とか考え方が徐々に変わっていってるなという感覚がある。
スタッフに対する接し方だったり、自分自身が仕事が昨年より楽しくなった。なんなら売り上げが爆増してます(笑)
メンバーとのコミュニケーションもかわって、部下との距離感がというよりは、その上司との距離感を大事にしてちゃんとしながらも組織が出来上がるようになった。
かなり意識してますよ!必死です!
僕もメンバーと一緒に行動をして、良くも悪くも一緒に経験をして、会社の雰囲気も良くなった。
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